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磐田さんとサッカー周辺のあれこれ


by shio_s
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そして、伝説へ

 ジュビロ磐田 1-0 FC東京

 「1時半の電車に乗ろう」と思って眠りについたわたくしが目覚めたとき、時計の針は既に1時過ぎを指してました。いきなり猛ダッシュで死ぬかと思った。

 他サポの友人に、「明日の磐田のスタメンは?」と訊かれて、「怪我人続出+アジのびっくりどっきりドイス・ボランチとか色々あって、こっちが訊きたいぐらいなんじゃボケっ」と逆ギレするほどのチーム状態で赴く敵地は、セクシー・フットボール推奨FC東京。

 ええ、F C 東 京

 去年までは、ふつーに勝ったり負けたりというチーム同士でございましたが、本年1月を境にちょっとした因縁チームとなりましたです。別に東京さんちのせいではないんですが。
 おかげで、穏健なること春風の如しという我が磐田さんゴール裏も、今日ばかりはいくらか殺伐としたムードが漂っています。犬さんちとか鹿さんちとか真似してブーイングも頑張ってしてましたが、板についてないせいかいちいち反応遅いです。ナニゴトも経験なのですなあ。

 まあ、それはともかく試合ですが。
 前半20分台までは得意のパス回しで敵チームを翻弄というのは、最近のデフォルト。
 「お、なかなかいいね」
 「割とプレスきいてるし」
 「や、しかし、ドラマは常に30分台にやってくる……」
 と、友人たちとこそこそ言ってた、矢先。

ファブリシオ先生、危険行為で黄色二枚目→退場。

 うわあああああー! 中盤の要が! 大事な得点源が!
 家に帰ってきて録画みたら、すんげーきれいに蹴り入れてるので、このカードは仕方がありません。アジにしこたま叱られ、ここんとこはだいぶクリーンなプレーをしてきたファブリでしたが、悪い癖がとうとう出ました。
 「あああああ、どうしよう一人少ないーっ」
 「かつて、磐田には『10人になった方が強い』という伝説があったが」
 「ねーさん、それはまさに『伝説』です!  既に歴史になりかけですっ」
 悲壮感が満ちる、ゴール裏。コールする声も悲鳴混じりでございます。

 しかし、伝説は生きていた!

 20本もシュートを浴びながらも、耐えに耐えたり60分(ロスタイム含む)。
 コータは一世一代のパスを放ち、秀人がどんぴしゃりで一点ゲット。
 西紀寛は骨折してもまだ走り、太田は一人で前線かき回し、能活は鬼神の如くシュートを止め、高校生・ヤマモトくんは何故か一番落ち着き払い、加賀は完全に敵を封じ込んで、健太郎は最後まで「よい健太郎」のまま。
 ああ、うちのこはやればできるこでした!


 まあ、親ばかサポばか丸出し発言なのは判っとるわけですが。
 正直、「負けなければ御の字」という状況の試合を、確実な試合運びでモノにしたという自信は、きっと次へ繋がるものと思います。
 若く幼い、我らがジュビロ磐田。
 晴れる日も雨の日も、心はともに。

 それにしても西の骨折……素晴らしい中山魂は嬉しいのだけれど、また今期絶望とかだったらどうしよう(泣)。
by shio_s | 2007-03-20 00:24 | ジュビロ